■ご依頼の経緯
Y様は西東京市で長年電気工事の業務に携わってこられました。以前から建設業許可を取得して、元請けや新規顧客からの信頼性を高めたいとお考えでしたが、日々の忙しさに追われ、申請手続きはつい後回しになっていたそうです。
そんな中、業界内の知人から「行政書士に頼めば時間もかからずスムーズに許可が取れる」と聞き、今回当事務所へご連絡をいただきました。紹介ということもあり、初回からリラックスした雰囲気で打ち合わせを行うことができました。
■担当行政書士のコメント
Y様は、資格ではなく実務経験によって建設業許可を取得する必要がありました。そのため、過去10年以上にわたる工事経歴の証明が求められます。最初に状況を確認したところ、請求書や契約書などの書類がPCの中、紙のファイル、段ボール箱など、さまざまな場所に分散して保管されており、収集にかなりの労力を要することがわかりました。
通常であれば、お客様にご自身で資料を取りまとめていただくことも多いのですが、Y様の本業への影響を最小限にするため、実際に当職が事務所に訪問し、書類整理をご一緒に行いました。PCフォルダ内のデータはY様ご本人が、段ボールに入っていた過去の紙資料は私が確認。お互いに役割を分担しながら、必要な証拠書類を丁寧にピックアップしていきました。
また、別日には身分証明書や納税証明書などの公的書類もこちらで代理取得を行い、Y様の業務に負担をかけないよう進行しました。
■工夫した点
最も大変だったのは、散在していた10年分以上の証拠書類を「申請に耐えうる形で整えること」でした。通常、請求書や契約書の連続性がない場合は、実務経験の証明として弱くなる可能性があります。そのため、各書類の内容や日付、金額などを一つひとつ確認しながら、矛盾のない形で組み立てていく作業が必要でした。
幸いにも13年前までさかのぼることで、10年間分の経験が証明できるだけの資料がそろい、継続性を持たせた形での申請が可能となりました。また、Y様にもこまめに進捗を共有し、不安を取り除きながら進めるよう心がけました。
■その結果
行政庁による厳格な審査を無事にクリアし、建設業許可が正式に交付されました。Y様はこれまで元請けからの仕事がメインでしたが、許可業者となったことで新たな元請け企業からも声がかかるようになり、営業面での信頼性が格段に向上したと喜ばれています。
建設業許可を得たことで、より大きな案件や新規取引のチャンスも増え、事業の拡大に向けた土台が整いました。
■お客様の声
「昔から建設業許可が欲しいとは思っていたんですが、忙しくて後回しにしていました。そんなとき、知り合いから『ここに頼めば間違いない』と紹介されたのがきっかけでした。書類はあちこちに分散していたし、正直、自分だけでは無理だったと思います。
一緒に書類を探してくれたり、役所関係の書類も代わりに取ってきてくれて、本当に助かりました。しかも、自分はほとんど手間をかけずに許可が取れたので、本業に専念できたのもありがたかったです。今では堂々と“許可業者”として仕事ができていて、自信にもなっています。」
■西東京市で建設業許可の取得を検討されている方へ
建設業許可の取得には、書類の整備や経験の証明など、多くのハードルがあります。特に実務経験での申請をお考えの方は、「書類がバラバラで申請できるのか不安」という方も多いのではないでしょうか。
当事務所では、実際にお客様のもとへ訪問し、資料の整理から取得までを一貫してサポートしています。西東京市周辺で建設業許可の取得をお考えの方、まずはお気軽にご相談ください。経験豊富な行政書士が、あなたの一歩を確実に後押しいたします。