■ご相談の背景・経緯
A社様は東京都東久留米市で内装工事業を営む事業者で、以前から建設業許可の取得を検討されていました。しかし、申請に必要な10年の実務経験を満たすことが難しく、「まだしばらくは許可取得は無理だろう」と考えていたそうです。
そんな中、仲の良い同業者が廃業することになり、そこで勤務していた従業員がA社へ転職してくることに。新たに迎えたこの従業員が、建築施工管理技士2級の資格を持っていたことから、「もしかして許可が取れるかもしれない」と考え、近隣で建設業許可に強い事務所を探して当事務所にご相談をいただきました。
■担当行政書士のコメント
「2級施工管理技士の資格があれば3年の実務経験で許可要件を満たせますが、その“実務経験の証明”が最大のポイントでした。A社様のように新たに採用された方の過去の経験を証明するには、前職の協力が不可欠です。
今回は前職の会社との関係性が良好だったこともあり、実務証明書類の作成も非常にスムーズに進みました。その上で、必要書類を丁寧に整備し、スムーズな申請につなげることができました。状況さえ整えば、建設業許可取得のチャンスは想像以上に早く訪れることがあります。」
■工夫した点
今回の申請では、2級施工管理技士を持つ従業員の「実務経験3年」の証明が最大の課題でした。資格だけでは申請要件を満たさず、過去の勤務先での就労実績を客観的に証明する必要がありました。
まずA社様には、該当従業員の前職の会社へ連絡を取っていただき、実務経験証明書の作成が可能かを確認していただきました。幸い、旧勤務先とは良好な関係が続いていたため、快く協力をいただくことができました。
さらに、証明の補強として、当時の請求書や入金履歴もお預かりし、客観的資料として添付しました。これにより、審査においても信頼性の高い申請書類を整備することができました。
■その結果
実務経験の証明書類も無事に整い、その他必要書類とともに申請を行いました。申請は問題なく受理され、約1か月後には建設業許可が正式に下りました。
これにより、A社様は500万円を超える内装工事の受注も可能となり、取引先の拡大と収益機会の増加に直結する大きな転機を迎えることとなりました。
■お客様の声
以前から建設業許可がほしいとは思っていたのですが、自分たちだけでは条件が足りないと思っていて諦めていました。そんな中で、新しく入ってきたスタッフが資格を持っていて、「これで許可が取れるかも」となったときに、すぐに動いてよかったと思います。
当事務所にお願いして本当に良かったのは、何が必要かを一から丁寧に教えてくれたところです。前の会社とのやり取りもスムーズに進み、書類の整備も全部リードしてくれて、不安なく進めることができました。
今では「もっと早く相談していればよかった」と感じています。次に業種追加や更新のタイミングが来たら、またぜひお願いしたいと思っています。
■東久留米市で建設業許可取得を検討されている方へ
「うちはまだ条件を満たしていない」と思っていても、社内に新たな人材が加わることで建設業許可の取得が現実的になるケースがあります。
東久留米市周辺で建設業許可を検討されている方は、まずは一度、現在の状況を整理してみませんか？
当事務所では、資格・実務経験の有無に関わらず、現在の体制で何が可能かを明確にお伝えし、必要な書類の整備から申請までしっかりとサポートいたします。
建設業の新しいステージに進むお手伝いを、私たちが全力でサポートいたします。
