■ご相談の背景・経緯
S社様は東京都で防水工事業を営む法人で、これまで請負金額が500万円未満の工事を中心に受注しており、建設業許可の取得は不要と考えていました。しかし、ある日、長年付き合いのある元請企業から「今回の現場は施主のコンプライアンス上、建設業許可のある業者でなければ現場に入れられない」と連絡がありました。
すでに工程の打ち合わせも進んでおり、工事に関する準備も進んでいたため、「このままでは受注が取り消されてしまうのではないか」という不安が急速に高まりました。
このとき、S社の代表者様が思い出したのが、以前から知り合いだった当事務所の行政書士でした。建設業許可に強く、実績も豊富なことを知っていたため、「急ぎでもしっかり対応してくれる」と判断され、すぐにご連絡をいただきました。
■担当行政書士のコメント
「施主のコンプライアンス基準が厳しくなっている背景もあり、金額にかかわらず建設業許可を求められるケースが増えています。今回は“スピード対応”が最大のテーマでした。申請に必要な条件を初回の電話でしっかり確認し、無駄のないスケジュールを組み立てることができたのが大きかったです。S社様の協力体制にも感謝しています。建設業界ではこうした要請が今後さらに増えていくと感じています。」
■工夫した点
もっとも求められたのは「スピード」でした。電話での初回相談時に、要件の適合確認と必要情報のヒアリングを一気に行い、その日のうちに必要書類一覧を箇条書きでメール送信。代表者様には夜のうちに準備を進めていただきました。
翌朝には直接営業所を訪問し、写真撮影と書類の回収を実施。その足で役所をまわって証明書類を取得し、申請書の作成に着手。当日中に一式を完成させ、問い合わせからわずか2日後には申請を完了するという、最短ルートでの申請を実現しました。
事前のヒアリングと、段取りの見える化によって、通常数日を要する工程を短時間でクリアしたことが今回のポイントでした。
■その結果
申請は無事に受理され、約1か月後には建設業許可が下りました。
その結果、S社様は当初予定されていた現場に問題なく入ることができ、工事を失注することなく対応することができました。また、今回の許可取得により、今後はコンプライアンス重視の元請や大手施主との取引にも柔軟に対応できる体制が整い、事業展開の幅が大きく広がることとなりました。
■お客様の声
今回の現場で「建設業許可がないと現場に入れない」と元請から言われ、本当に焦りました。金額の問題ではなく、施主のルールということで、待ったなしの状況でした。
連絡した後すぐに動いてくれて、書類準備や現地対応まで全部リードしてくれたので、気持ち的にもとても安心できました。自分たちだけでは絶対に間に合わなかったと思います。無事に現場に入れたことで、元請との信頼関係も守れました。
これからは、もっと大きな現場や元請とのやり取りも増えていくと思うので、今後も引き続きお願いしたいです。
■小平市で建設業許可取得を検討されている方へ
小平市やその周辺で建設業許可の取得をお考えの方、特に「急ぎで対応してほしい」「施主や元請の方針で許可が求められた」といった方は、ぜひ一度ご相談ください。
近年では金額に関係なく、建設業許可を前提とした契約が求められるケースが増えてきています。スピードと正確性を両立した対応を行うことで、大切な案件を失注せずに守ることができます。
まずは一歩、専門家にご相談いただくことで、確実かつ迅速に道が開けるはずです。