ご依頼の経緯
U様は、防水工事業の職人として長年現場経験を積み、6年前に個人事業主として独立されました。今後の事業展開を見据え、建設業許可の取得を考えていた矢先、元請業者から「許可を取ってほしい」との要請があり、許可取得を急ぐ必要が生じました。
しかし、許可要件の中でも特に「過去10年の実務経験の証明」に不安を抱えておられ、どのように書類を整えればよいか分からず、インターネットで検索。多摩地域の行政書士として実績を掲載していた当事務所を見つけ、ご相談いただきました。
担当行政書士の対応
U様は資格をお持ちでなかったため、「10年以上の実務経験を証明すること」が最大の課題でした。独立後の6年間については、請求書や通帳などで証明可能でしたが、それ以前の職人としての経験については、個人での証明手段がありませんでした。
そこでU様に、以前勤務していた会社にご自身で連絡を取っていただくようお願いしました。幸いなことに関係性が良好であったため、会社側にご協力いただき、U様が実際に携わった工事現場をリストアップしていただき、正式な工事実績証明書としてご提供いただくことができました。
その他の必要書類も漏れなく整備し、財務状況や要件の確認も丁寧に行ったうえで、建設業許可申請書を作成。都庁への申請手続きまでスムーズに進めました。
工夫した点
今回の最大のポイントは、職人時代の実務経験を第三者の証明により補完したことです。独立前の勤務履歴を証明できる書類を揃えることができるかどうかが許可取得のカギでした。
当事務所では、U様がこれまで行ってきた業務内容や経歴を丁寧にヒアリングし、「どの期間の証明が不足しているか」「誰にどのように依頼すれば証明が可能か」といったアドバイスを具体的に行いました。
また、証明書の記載内容についても、許可基準を満たすための表現や書き方の指導を行い、形式上の不備が出ないよう細心の注意を払いました。
その結果
申請書類は無事に受理され、U様は晴れて防水工事業での建設業許可を取得されました。これにより、元請会社との安定した取引が可能となり、今後の事業展開に大きな安心感を持つことができたと喜んでいただきました。
お客様の声
「最初は『本当に許可が取れるのか』と不安でしたが、以前勤めていた会社からの証明書の取得方法まで丁寧に教えてくださり、非常に心強かったです。書類も複雑で自分では到底できなかったと思います。スムーズに許可が下りて本当に感謝しています。」
武蔵野市で建設業許可の取得を検討されている方へ
建設業許可の取得は、独立後の信頼性や仕事の受注機会を広げるために欠かせないステップです。しかし個人事業主や資格のない方にとっては、「実務経験の証明」がハードルになりやすいポイントです。
当事務所では、武蔵野市をはじめ多摩地域の事業者様からの建設業許可申請を多数手掛けており、経験や資格に不安がある方にも柔軟に対応しております。ひとりで悩まず、まずはお気軽にご相談ください。最適な方法で、スムーズな許可取得をサポートいたします。