ご依頼の経緯
Y社様は、東京都清瀬市で新たに法人を設立されたばかりの企業で、主に電気工事および電気通信工事を手掛けていました。今後の事業拡大に向けて、大手との取引条件をクリアするためにも建設業許可を取得する必要があるとの判断から、法人設立時にお世話になった司法書士の紹介で、当事務所へご連絡をいただきました。
新規法人での初めての建設業許可申請ということもあり、不安も大きかったようですが、丁寧な説明とヒアリングを通じて、最適な申請内容を検討することとなりました。
担当行政書士のコメント
ご相談を受けてまず確認したのは、建設業許可の対象業種の選定でした。Y社様は電気工事業と電気通信工事業の両方を営まれており、どちらの業種で許可を申請するかが最初の判断ポイントとなりました。
電気工事業での許可取得には、第二種電気工事士の資格と3年以上の実務経験が必要。一方、電気通信工事業での許可取得には、10年以上の実務経験が必要となります。Y社様の過去の経歴からは、13年分の実績を証明することは難しく、今回は両方同時の申請ではなく、まずは電気工事業での申請を目指す方向で進めることとなりました。
工夫した点
まずは、電気工事業での実務経験を証明するために、過去の工事実績や職歴を丁寧に整理。第二種電気工事士の資格証明も確認し、申請に必要な書類一式を整えました。また、元請企業がどの業種の許可を求めているかとう点も申請する許可業種の選定に影響しました。丁寧なヒアリングを通じてそれらを確認を行い、今回の申請内容に反映しました。
さらに、新規法人ということもあり、開始貸借対照表の作成や代表者の身分証明、残高証明書の取得などもスムーズにサポート。初めての申請でも安心して進められるよう、申請の全体像を事前に共有しながら段階的に手続きを進めました。
その結果
申請から審査までの流れも非常にスムーズで、無事に東京都から電気工事業での建設業許可を取得することができました。電気通信工事業については、あと数年で要件が満たせる見込みがあるため、今後改めて業種追加の申請を行う予定です。長期的な視点で事業展開を見据えた許可取得となりました。
お客様の声
「電気工事業と電気通信工事業、どちらか片方しか取れないと知ったときはびっくりしましたが、要件などをきちんと説明してくれ明確に理解することができました。
今回のように選択肢があるとき、どう進めるべきかを一緒に考えてくれる存在がいるのは本当に心強かったです。結果的にスムーズに許可が取れたことはもちろん、これから業種追加の時期になったらまたお願いしたいと思えるような信頼感がありました。」
清瀬市で建設業許可の取得を検討されている方へ
新たに法人を設立された方や、複数の業種を営んでいる方にとって、建設業許可の申請は「どの業種で取るべきか」という選択から迷うことが多いものです。許可要件の違いはもちろん、元受けからはどの許可が求められているのか、取得時期や順番など、考慮すべきポイントは多数あります。
当事務所では、清瀬市を中心に東京都内の建設業者様に向けて、建設業許可取得のサポートを提供しています。必要な資格や実務経験、許可の種別や将来的な業種追加までを見据えたご提案が可能です。
「どの業種で許可を取るべきか分からない」「新規法人で申請に不安がある」そんな時は、ぜひ一度ご相談ください。あなたの事業に最適な道筋をご案内いたします。